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ここが不便だよ!田舎育児のデメリット4点!【地方Uターンの現実】

田舎暮らし
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こんにちは、245です。

主人の地元の田舎に2人の子どもを連れてUターンし、早2年半。

だいぶんこの地での育児にも慣れてきました。

子連れで田舎へUターン・Iターンを考えておられる方って、田舎での育児・教育に対して、

自然豊かな環境で育てられる」「田舎ならではの少人数のアットホームな教育環境がよさそう

とかそういうポジティブなイメージを持たれているんじゃないかと思います。

確かにそれは間違いではないですが、それだけでは片付けられない田舎ならではの大変な部分もたくさんあるんです…!

子連れでの田舎暮らしを検討されている方には、後悔の無いようにデメリットも先に知っておいて頂きたいので、今日は私たちが暮らしている田舎の育児についてお伝えしようと思います。

田舎で育児するデメリット4選

保育所“しか”無い

私たちが住んでいる自治体には、保育しかありません

幼稚園もこども園もありません。

一般的な地域のように教育方針に応じて「幼稚園に入れようか?保育所に入れようか?」と選ぶことは不可能です。

また、保育所というのは皆さんご存知かと思いますが、普通「保育の必要性」が認められる家庭しか利用できません。

一般的には夫婦ともに働いている場合が多いでしょう。

最近は共働きの家庭が大多数を占めているかもしれませんが、家庭によっては「子どもが小さいうちは家で過ごす時間を大切にしたい」などとお考えで専業主婦(夫)をどちらかが担う家庭もゼロでは無いと思います。

その場合、働きに出ていない方の親が家で子どもを見られる、と見なされるので、うちの自治体では一般的な就学前教育が受けられない、ということになってしまいますね…。

引っ越し当初、まだ下の子が生後数か月で私が会社から育休をいただいていたので、上の子は申請すれば問題なく保育所入所できました。

ただ、もし育休終了後条件が合わず復職叶わず退職…となった場合、上の子は保育所をやめなければいけないのか?と非常に不安に思っていました。

小学校入学前に保育所などで友達との交流を深めたりって、結構重要な経験だと思うので、それができなくなるのは困るなぁ、と…。

地域の子育て支援センターのようなところでそのあたりの事情に詳しい先輩ママに相談をしたとき、

「何かしら理由があればいいので、ずっと求職中という理由で申請して働かずに保育所を利用することは実質可能」

と言われたので、実際には働いていないゆえに保育所に入れられなくて困る、ということは無いようです。

でも、それって若干後ろめたい感じアリマスヨネ…。

“自然”はいっぱいだけど“公園”は無い

引っ越し前、私の地元の地方都市に住んでいた頃は、公園があちこちにありました。

大きな滑り台がついた総合遊具があるようなデッカイ公園から、ちょこっとした遊具があるスーパーの施設内のこじんまりとした公園まで。

子どもって、公園大好きなんですよね。

別に大きな公園じゃなくてもよいようで、特に遠出の予定も無い休日などに小さな公園に連れて行っても大喜びします。

ところが、今住んでいる田舎には、自治体内に公園と呼べるような場所が1か所しかありません…。

それもそんなに規模の大きいものではなく、ちょっとした遊具とブランコと砂場があるくらいの公園です。

自治体では、公園の代わりに各地域にある保育所の園庭を開放するので子どもはそこで遊んでねという考えらしいのです(保育所から各家庭に配られた案内のチラシで知りました)。

でも、平日毎日保育所に通っている子どもが、土日も保育所で遊びたいと思いますかね…?

逆にお子さんが保育所にまだ通ってない場合、平日園児が大量に遊んでいる保育所の園庭に連れて行きづらくないですか…??

自然はとっても多いです、山も川もあります。

でも、子どもを連れて山遊びや川遊びって結構ハードルが高いですよね。

危険も伴うので準備もしっかりしなきゃいけません。

比較的安全に子どもを外で遊ばせるには、やはり公園が無いと困るんですよね…。

ちなみに、屋内で子どもを遊ばせられるような施設ももちろんありません。

自治体主催のこじんまりとした子育てサロンのような場所があるにはありますが、もちろん平日のみの運営ですし、未就園児のみが対象のため、保育園入園後は利用ができなくなりました。

以前住んでいた地域には、屋内型の子ども向け施設がいくつかありましたし、イオンなどのショッピングモールに買い物がてら出かけ、そこのキッズスペースで少し体を動かすだけでも子どもたちは嬉しそうでした。

しかし今はそういう場所に行くには片道1時間以上かけて山を超えて隣の自治体まで行かなくてはならず…

土日祝日で雨が降ったり、熱中症になりそうなほど暑い日は、家にこもるしかなくて困っています…。

小児科が近くにない不安

引っ越し前に一番不安だったのが、近くに小児科が無い、ということでした。

小児科を受診するには車で片道1時間以上走って、隣の市まで行く必要があると。

上の子は2歳頃まで軽度でしたが食物アレルギーがありまして、前住んでいた地域では治療のため頻繁に近くの小児科に通っていました。

引っ越した時、まだ下の子は生まれて間もなかったので、

「もし高熱が出ることがあったら?」「離乳食が始まって、アレルギー症状が突然出ることがあったら?」

それから1時間以上かけて隣の市まで子どもを車で連れて行けるのか?

道中、子どもが急変したら…?

と考えると、とにかく恐ろしくて…。

幸い、下の子は今日までそこまで重い病気やアレルギーを発症したりはせず、恐れていた事態は発生していません。

ただ、病気ではなくても乳児期は健診や予防接種など小児科に行かなければならない場面が頻繁にありますよね…。

そのたびに隣の市まで車を走らせなければいけないのは今でも苦痛です。

もし、乳幼児など小さなお子さんがおられるご家庭や、ましてやお子さんに持病・アレルギーがあるご家庭などは、絶対にその地域の小児科の有無や、医療体制の確認をされることをオススメします

少人数であるがゆえの、選択肢の少なさ

我が家はまだ子どもが2人とも未就学児ですので、これは知り合いなどから聞いて知った話ですが。

小学校だけでなく、地域にわずかにある中学校も人数が少ないため、部活動の種類がごくわずかだそうです…。

運動部のみで、競技もバレーボール部、野球部、ソフトテニス部など限られたもののみとのこと。

たくさん部活の種類があっても、生徒の人数が限られているため集団競技などは人が集まらなくなってしまうので、こうするしかないようです。

私は学生時代運動が大嫌いでずっと文化部でしたが、吹奏楽部などで大人数での青春も味わい、良い思い出となっています。

田舎に住んでいることで、普通なら選べる選択肢も選べず、できるはずの経験もできなくなってしまうんだな…ということに非常にショックを受けました…。

まとめ

述べきれませんでしたが、実は他にも

習い事の種類が少ない
キッズ用品のお店が近くに無いので、急遽必要となった時困る
フードコート・おむつ替えコーナー・ベビーカート・そして屋根ありの立体駐車場完備のショッピングセンターが無いので子どもとの買い物、お出かけが試練

などなど、私が田舎に引っ越してきて感じた育児の不満はいっぱいあります

田舎に移住をお考えの小さなお子様をお持ちの方は、ぜひ、決める前に上記のような点について情報収集されてください。

なるべく自分が納得できないデメリットは少ない地域を選んで、のちのちの後悔や苦労の無いように気をつけてくださいね。

田舎育児のデメリットだけでなく、住み始めてわかったメリットもまとめましたので、よろしければこちらの記事も合わせてご覧ください。