こんにちは、245です。
娘1人息子1人の2児の母です。
上の子の年少への進級と主人の転職を機に、主人の地元の田舎にUターンしました。
主人の地元はかなりの田舎です。
ゆくゆくはマイホームを建てようと考えていたものの、新しい土地に私が慣れるまではしばらく賃貸暮らしをしようということになり、Iターンを決めてから賃貸の住まいを探し始めました。
ところが、これがもう全然見つからなくて困り果てました…。
普通、引っ越し先をインターネットで探す際は「◯◯(土地名) 賃貸」「◯◯(土地名) 物件」などのワードで検索すれば不動産ポータルサイトの情報がたくさんヒットすると思うのですが、主人の地元はなんと情報ゼロ。
普通の探し方が通用しないので、あの手この手を使ってなんとか物件を見つけたのですが、田舎に引っ越すというのはこんなにも大変なのか!…と、引っ越し作業に入る前からすっかり疲れ果ててしまっていました。
今回は我が家の経験を元に、なかなか賃貸物件が見つからない田舎で引っ越し先を探すコツをお伝えできればと思います。
田舎の物件を見つけるコツ4点
実際に我が家が田舎で引っ越し先を見つけるために当たった手段は以下の4点です。
以下で一つずつご紹介していきます。
入居可能な公営住宅が無いか当たる
まず引っ越し先を探すために我が家が当たったのが、引っ越し先の自治体の役所です。
主人の地元の田舎は、人口を増やすためU・Iターン促進の支援策なども行なっている場所で、引っ越し先を探していると相談に行くと親身に相談に乗ってくれました。
役所で最初に提案されたのが、自治体が管理している公営住宅でした。
結構空いている物件があり、内見もさせていただけました。
リフォームされて綺麗な状態の部屋もあって非常に良かったのですが…
公営住宅に入居するためには家族の人数や収入などの制限があります。
我が家は夫婦共働きで収入基準の上限を超えてしまっていたので、この方法は使えず断念しました。
空き家バンク
公営住宅の次に役所で提案されたのが空き家バンクでした。
空き家バンクとは、空き家を所有しており賃貸・売却をしたい人が情報を自治体に登録し、空き家物件を探している人とマッチングさせる仕組みのことです。
過疎化が進む地方には空き家が多く存在し、移住希望者に住んでもらうことで有効活用できるため、年々多くの自治体がこの制度を導入しているようです。
主人の地元の自治体でも、ホームページに10〜20軒程度の空き家バンク情報が載っていました。
しかし、当時載っていた空き家はどこも要補修・改修の物件ばかりでした。
つまり、工事等が必要ですぐに入居できる状態ではないということ。
写真を見る限り、どの物件もかなりのボロでした…
私たちはすぐに住める引っ越し先を探していたので、空き家バンクの物件は条件に合うものが見つかりませんでした。
ただ、空き家バンク制度を導入している自治体では、空き家改修のための補助金を交付している自治体も数多くあります。
引っ越しまで時間に余裕がある方は空き家バンクの物件を検討してみるのも良いでしょう。
DIY好きな方や、自力での補修・改修作業に自信のある方は、費用を抑えながら広くて自分好みの物件に住めるかもしれません。
地元の賃貸物件を所有する会社に直接電話して問い合わせる
次に私たちが当たったのが、地元の建築会社への問い合わせでした。
インターネットで「◯◯(主人の田舎の地名) 賃貸」と検索しても物件情報こそヒットしませんでしたが、「賃貸物件を所有しているのでお気軽にお問い合わせください」と記載のある会社のホームページが見つかりました。
電話して問い合わせたところ、その会社は何軒か普通の賃貸アパートを所有しており、その中には私たちが探しているようなファミリー向けの間取りの物件もありました。
残念ながら当時全て満室で、私たち家族の引っ越し先は見つかりませんでしたが…
不動産ポータルサイトに情報が一つも載っていなくても、賃貸物件が全く無いとは言い切れません。
その地域にある不動産会社を探し、直接問い合わせてみる価値はあると思います。
また、不動産会社だけでなく、不動産賃貸業を行なっている建築会社や工務店なども探して当たってみると良いでしょう。
物件を所有している人を紹介してもらう
我が家はあちこち当たってもなかなか引っ越し先が見つからず…
最終的に引っ越し先を見つけた手段は、知り合いからの紹介でした。
主人の転職先の同僚の方が、親戚に長屋タイプの貸家を所有している人がいるとのことで紹介して頂きました。
ちょうど空いている部屋があったので契約させて頂き、無事引っ越し先を決めることができました。
もうここしか選択肢がありませんでした…
全く知り合いのいない地域に移住する場合はこの方法はなかなか難しいと思いますが、Uターンなどで親兄弟など親戚を頼れる場合は、知り合いを当たってもらうのが田舎ではかなり効果的なようです…。
それでも見つからない場合:現地を実際に歩いてみる
住み始めて分かったことですが、主人の地元の田舎はかなりアナログな方法で情報が発信されているんだなぁと思いました。
家の付近を歩いていると、あんなに情報を探したのにも関わらず存在を知らなかったアパートが建っていて入居希望の場合の問い合わせ先の看板が立っていたり、道の駅の休憩スペースの掲示板に賃貸物件情報のチラシが貼ってあることに気づきました。
物件情報だけでなく、地域のイベントやごみ収集日の予定、子どもの習い事の情報など、いろんな情報が自治体の広報誌やチラシ、掲示板の貼り紙などで発信されています。
どれもインターネットで探しても見つからない情報ばかりです…(苦笑)
実際に現地に足を運んで、歩いてみることで見つかる情報が田舎にはたくさんあります。
通りがかったアパートに入居者募集の貼り紙や看板が無いか、掲示板がある施設などに物件情報が貼ってあったりしないか、よく見てみることをおすすめします。
まとめ:田舎で物件を探すには時間と準備と根気が必要!
これは我が家が引っ越した自治体の場合の話ですので、一概には田舎での物件探しが大変、とは言えないかもしれません。
移住者の呼び込みに積極的な自治体は、その分情報発信もしっかり行なっていることでしょう。
ただ、そもそもの物件数が人口の多い土地に比べて少ないことは間違いないですし、都会で物件を探すのと同じ手順で物件が見つかるとは限りません。
もし田舎へ引っ越しを検討しているのに引っ越し先がなかなか見つからない…という方がいらっしゃれば、上記の方法をぜひ試して頂きたいです。
いずれにせよ、田舎へ引っ越しをする際には情報収集や下調べのため、場合によっては改装や工事の必要性も考えて、時間に余裕をしっかり見ておくことが重要だと私は思います。
我が家の経験が、少しでも田舎移住をご検討中の皆様の参考になれば幸いです!