こんにちは、245です。
主人の地元の田舎にUターンして、早3年になりました。
コロナ禍の影響でリモートワークも普及し、都会を離れて田舎暮らしを希望される方も増えていると聞きます。
しかし、都会と田舎の違いは思ったより大きい。
「え、同じ国の話だよね…?」とカルチャーショックを受けることもしばしば。
そこで今回は、実際に田舎に移住した私が感じる、田舎暮らしに向いていない人はどんな人?についてお話しようと思います。
安易に「田舎に住んでみたいな〜」と引越して、
後から自分には合わなかった…!
と後悔しないように…
この記事を参考にして頂けたら幸いです!
こんな人は田舎暮らしに向いていない!
車の運転に抵抗のある人
田舎というものは得てして公共交通機関が整っておりません。
公共交通機関である程度、思い通りの時間に思い通りの場所に行ける地域は田舎ではありません。
ですので、田舎に住むなら車移動が必須です。
私の住んでいる地域では最寄りの小児科まで車で片道1時間以上かかります。
車の運転をしないで田舎に住むのは現実的では無いと思ったほうが良いです…。
ただし、田舎の道路は都会と違って複雑ではなく、信号も車線も少ないので運転自体はそこまで難しく無いはずです。
あんまり上手では無いけど運転自体は好き…という方は、むしろ田舎暮らしが向いているかもしれません。
人との関わり合いを避けたい人
田舎暮らしを検討する人の中には、「都会の喧騒から逃れて田舎で静かに暮らしたい…」と思っている人、いませんか?
田舎なら仙人のように人目を気にしないで暮らせると…
そういうイメージをお持ちの方いらっしゃいましたら、残念ながらそう上手くは行かないと思った方が良いかもしれません。
人口の少ない田舎では、誰がどこの家の出身でどこに住んでてどこで働いてて誰と同級生か…なんてのを皆お互い把握しまくっています。
「あそこのお店の⚪︎⚪︎さんは、△△さんのお宅の次男坊でお嫁さんは⭐︎⭐︎さんとこの娘さんで××小学校で働いてて、最近役場の近くに家を建てたらしいよ」
なーんていう情報が溢れています。
聞いても無いのに、親切心から教えてくれたりすることもしばしば…。
私にとって、これが特に田舎暮らしの苦痛な点のトップ3に入りました。
自分もこういう風に全然知らない人にあれやこれや詮索されてるんだろうなぁと思うと憂鬱で仕方ありませんでした。
また、田舎はネットリテラシーが低く、インターネットで得られる情報が圧倒的に少ないんです。
ゴミ出しのルールとか、飲食店の情報とか、どこの病院が評判が良いかとか、子どもの習い事の教室がどこにあるかとか…
そういう、普通の地域ならスマホさえあれば自分である程度調べられる情報が、田舎では調べても調べてもネットではなかなか出てきません。
そのため情報を得るには人に直接聞くしか方法が無いので、人との関わり合いは田舎では避けられないことです。
逆に言えば、コミュニケーションの得意な人、人との触れ合いを求めている人には、田舎暮らしは向いているかもしれません。
地域性はあるでしょうが、私の住んでいる田舎は、他所から引っ越してきた人に対して敵意を向けたりする人はおらず、友好的に接してくれます。
まぁ、私はその距離の詰め方が苦手だったりするんですけどね…。
虫が苦手な人
これはもう、当然というかしょうがないことだと思いますが…
とにかく田舎は虫が多い!!!
地域によって生態系は違うでしょうからどんな虫が出るかは住む場所次第でしょうが(笑)、田舎なら何らかの虫は絶対に出ると思います!
ちなみに私が住む地方では春秋にとんでもない量のカメムシが発生します。
洗濯物を外干しなんかしようものなら、取り込むときに洗濯物と一緒に絶対にカメムシが2〜3匹侵入します。
また、ムカデもよく出まして、賃貸時代は子どもに離乳食を食べさせている最中に頭上からムカデが降ってきて大絶叫したこともあります(笑)。
家のすぐ近くにハチが大きな巣を作って、子どもを外で遊ばせるのが怖かった時もありました〜。
虫対策は必須なんですが、それでも虫に絶対に遭遇しないというのはほぼ無理だと思います。
虫が絶対にNG!!という方は田舎暮らしをする前にもう一度検討し直した方が良いです。
ちなみに雪の多い地域だからか、自分の実家ではよく見ていたゴキブリはここではあまり見ません。
少しでも出会う虫の数を減らしたい方は、なるべく寒い地域の田舎を探すというのも手かもしれませんね(ただし寒い地域にはそれなりの別のデメリットが出てきますが…)。
田舎はお金がかからないと思っている人
都会は何かと物価が高いので、田舎に移住すればお金がかからないのでは?という考えで田舎暮らしを検討されている方もいませんか?
そういう方も一度立ち止まってよく考え直して頂きたいと私は思います。
確かに、単純に土地代なんかは都会に比べるとすごく安いです。
家を建てるための安い土地を探しているなら都会より絶対簡単に見つかります。
また、家賃なんかも都会と比べると全然安いとは思います。
でも、それらがなぜ安いかというと、結局のところ便利の悪い土地だからなんですよね。
住居は安くすんでも、前に述べたように車を所有しなければいけないとなると、車の維持費、ガソリン代などがそれなりにかかってきます。
また、単純に食料品や日用品などの物価も都会に比べると高くつくんです。
田舎にはスーパーなどの小売店が都会のようにあちこちにたくさんありません。
競合店が無いので争って価格を安くしてお客さんを取り合う必要が無いので、価格設定はどれも高めです。
でもみんなそこで買うしか無いので、その値段で買うんですよね…。
また、さらに言えば、地方は職の選択肢が少なく、最低賃金も低い地域が多いです。
収入がそもそも低いとなると田舎暮らしでも結局毎日暮らすのがやっとだったりするので、お金の面だけで田舎暮らしを考えるのはやめておいた方が良いです。
田舎暮らしに向いている人はどんな人?
引っ越してから後悔!となって欲しくないので、ここまで田舎暮らしに向いていない人について話してきましたが、これらにむしろ全然当てはまらない!っていう人には田舎暮らし、ぜひオススメします。
先にも述べましたが、車の運転がむしろ好きな人。
地域の小さなネットワークの中でコミュニケーションをとって関係を築いてみたい人。
自然が大好きでとにかく自然と触れ合いたい人。
お金がかかっても田舎の暮らしを経験してみたい人。
そういう方には地方へのUターン、Iターン、向いていると思います。
私は未だに当てはまれない点がいくつかあって、自分には田舎暮らしは正直向いていないな…と今でも感じてしまっています。
私の場合は田舎移住はほぼ強制だったので、向いていなくても拒否はできなかったんですが(^_^;)
今検討している人、自分でどうするか選択できる人、には後悔して欲しく無いので、田舎に移住する前に自分が田舎に向いているかどうか、一度立ち止まって考えてみてほしいです。
この記事が田舎に移住を考えている方々の参考に少しでもなれば幸いです!