こんにちは、245です。
主人の地元の田舎にUターンして、注文住宅を建てました。
我が家のシステムキッチンは、工務店の標準のクリナップKTです。
あまり料理にこだわる人間のいない我が家ですが、キッチンはほぼ毎日使用する場所。
後悔のないようにと思い決定するまでネットやInstagramで情報収集しましたが、KTは他のキッチンに比べてクチコミや使っている人の意見などが少なく、家づくり中悩ませられました(^_^;)
引渡しから数ヶ月、実際に我が家がKTを利用してみて、使用感や良かったところ、微妙なところなどをまとめてみました。
我が家のクリナップKTの仕様について
- 扉カラー:オークラテ
- 取手:ロングバーブラック
- I型幅255センチ
- ステンレスワークトップ
- 標準ステンレスシンク
- 2口IH+ラジエントヒーター
- フラットスリムレンジフード
- ディープ型食器洗い乾燥機(オプション)
- タッチレス水栓(オプション)
- ステンレス引出し底板(オプション)
扉カラーはフローリングと馴染むようにオークラテを、取手はタオルをかけることができそうなロングバーブラックを選択。
ワークトップは標準は人工大理石でしたが、夫婦揃ってズボラな我が家、白い美しい見た目をキープできるはずがなく、カウンターキッチンでどうせ手元も隠れるだろうと思いステンレスに変更してもらいました(差額無しでした)。
水栓は元々タッチレスが希望だったわけではなく、見た目重視でグースネックを希望したところ、当てはまるのがタッチレスのものしかなかったためオプションで変更。
(これが大正解で、今や夫婦そろってタッチレスがお気に入りです)
また、食洗機は絶対に深型にしたほうが良いとインスタグラムやYouTubeなどで先人の知恵を授かったのでオプションで変更。
(ちなみにリンナイ製でした)
KTは他のクリナップのキッチンと比べて安価なモデルなため、キャビネット内部がステンレスではないのですが、底板のみならステンレスにできたのでオプションで変更してもらいました。
クリナップKTに決めた理由
元々、我が家が契約した工務店の標準仕様がクリナップKTでした。
クリナップの中でもKTはビルダー向けというモデルらしく、最もお求めやすい価格のようです(ラクエラとほぼ同じ仕様のよう)。
他のメーカーのキッチンなどもネットで調べて検討しましたが、ステンレスに強いクリナップが一番魅力的に思えました。
ただ、KTは安いだけあって、1つ上のモデルのステディアでは選べることが選べなかったりという点が多く、KTとステディアでどちらにするか非常に悩みました。
担当さんにも相談したのですが、結局のところステディア変更の差額が25万円もするとのことで、価格のことを考えてKTに決定しました。
クリナップKTのメリット
クリナップKTのメリットは、なんと言っても価格が抑えられる点だと思います。
安い価格設定にも関わらず、見た目が安っぽくなることはありません。
我が家の場合、標準で選べる扉カラーのバリエーションもかなり豊富で、希望どおりのデザインが選択できました。
安いモデルだと知らないお客さんからは「立派なキッチンだね」、と褒めて頂いています。
クリナップKTのデメリット
キャビネットがステンレスではない
先にも述べましたがクリナップのキッチンの売りはステンレスに強いところで、ステディアや、さらに高級グレードのセントロなどは、キャビネットがステンレス製です。
骨組みまでステンレスでできているため丈夫で、湿気やカビに強く、虫を寄せつけないというメリットがあります。
しかしKTは木製キャビネットのため、それらのメリットが活かせません。
せっかくクリナップのキッチンにするのにそれは残念すぎる…と悩みましたが、オプションで底板だけならステンレスに変更できたので、我が家はそれで納得することにしました。
キャビネット内に収納している調味料が少し垂れて底板が汚れたりということがありますが、ステンレスなのでサッと拭き取って掃除ができるので、ズボラには大変助かっています。
差額は生じましたが、正解のオプションだったと感じています。
キッチンの高さ変更ができない
せっかくの注文住宅のキッチンですから、なるべく自分にあったキッチンにしたいですよね。
使いやすいちょうど良いキッチンの高さは、使用する人の身長などから計算で導き出せるそうです。
私の身長は150センチ強ほどで、この公式に当てはめたところ高さは80センチが理想では無いかと思い、変更を相談したところ、KTは標準の85センチより低くはできないとの返答でした。
諦めて標準のまま85センチの高さになった我が家のキッチンですが、実際の使用感は「まぁちょっと高いけどしんどいほどでは無いかな?」という感じ。
私より身長の高い主人がキッチンに立つことも結構あるので、結果的に85センチでも問題はなかったかな、というのが我が家の感想です。
極端に身長が高い・低い方のいらっしゃる家庭にとっては高さ変更ができないのはデメリットになると思いますので、よく検討されてください。
グリルを収納に変更不可
これも前述の高さ変更と一緒で、廉価なモデルは細々とした変更ができないという例の一つだと思います。
我が家はお手入れが大変なので今までの住居でもほとんど魚焼きグリルを使いませんでした。
(どうしても焼き魚を食べたい時はフライパンとホイルで焼いています)
どうせ新居でも使わないと思ったので、ダメ元でグリルは無くして収納等にできないか聞いてみたところ、ステディア以上なら変更できるけどKTは不可とのご返答でした(^_^;)
入居してからしばらく経ちますがやはりグリルは使っていないので、ここを収納にできたら便利だったのだろうなぁ…とは時々考えてしまいます。
KTを実際に使ってみて、総合的な感想
入居して数ヶ月、ほぼ毎日のようにキッチンを使っていますが、今のところ総合的な使用感としては大変満足しています。
デザイン面は言うこと無く、オシャレな木目がフローリングとうまく馴染んでくれていてLDKでちょうど良い存在感を放っています。
ステンレスの天板、シンクは丈夫でお手入れもしやすく、ズボラ夫婦にうってつけです。
オプションで変更した深型食洗機は4人家族にちょうど良いサイズですし、タッチレス水栓もデザイン的にも利便的にも正解でした。
デメリットで挙げた、細々とした変更が不可能なのが残念ポイントではありますが、オプションで満足行くキッチンに少しでも近づけることができましたし、プラマイプラスかな、と納得できています。
実は、我が家はショールームに一度も見学に行っていません。
ど田舎に位置する我が家、ショールームに行くなら隣県まで行くしかなく…
本当にこだわるなら足を伸ばしてでもショールームに行くべきなのでしょうが、幼児2人連れの我が家、そこまでの気力も時間もありませんでした。
実際に実物を目の前で見ることができたキッチンは、モデルハウスにあったクリナップKTだけ。
ただ、もしショールームに行っていたら、どんどんグレードの高いモデルに目移りして、安いモデルでは満足できなかったのではないか…と思うことがあります。
いろんなグレードのキッチンを見て最終的に安価なKTに決定したとしても、いざ入居後使用している時、「やっぱりあっちのグレードにしとけばよかった…」と後悔してしまうんじゃ無いかと…(^_^;)
KTでここまで満足できているのは、ショールームに行けなかった我が家ならではなのかもしれません(笑)。
とはいえ、予算の少ないご家庭では選択肢に上がることも多いと思われるKT。
金額を優先すべきか、後悔しないよう高いグレードのものを選ぶべきか、悩んでおられる方もいらっしゃることと思います。
実際に使って見た我が家のレビューが少しでもお役に立ちましたら幸いです!